Friday, May 27, 2005

卒業式と引越し(その1)

先週から今週にかけて、卒業式、引越しと嵐のように色々なできごとが通り過ぎていった。いやー、忙しかった。1週間のブランクを、少しずつ取り戻すことにしよう。

まずは20日金曜日の卒業式。当日はあいにくの雨。大学卒業時は振袖に袴だったので、ガウン一式をどうしたらいいのかサッパリ分からない。ガウンは着ればいい、帽子はかぶればいいのだろうが、Hoodに至っては、何をするものなのかも検討がつかない。ひとまず会場へ行き、プログラムコーディネーターのHにSOSを求めた。HはHoodを一部分だけ裏返しにして左腕にかけて、このまま持っていなさいと言う。これを壇上で首にかけてくれるそうだ。イメージがわかないので、ふーん、あ、そう。という感じである。しかし周囲のアメリカ人もどうしたらいいか分かっていない。どうやら、このHoodというのはMaster以上の学位取得者に与えられるもので、Bachelorにはないらしい。だから周囲のアメリカ人でも知らないってわけだ。なるほど。

しかしクラスメイトの格好に驚いた。私はガウンを着るので白いシャツに黒いスカートというリクルートスーツのような格好で行ったが、クラスメイトの中にはスリップドレスを着てきたり、ピンクのサンダルを履いてきたり、パーティ仕様の人のほうが多かった。一瞬、しまった。と思ったが、Vネックのガウンには襟があったほうがどう見ても格好いい。これでよかったのだと勝手に納得した。というか、そもそもガウンを着てしまえば何を着ているか見えない。

学位授与式は、MBAから始まり、公共政策、Master of Scienceと続いて最後に私のグループMaster of Artsの順番で進められた。ひとりひとり名前を呼ばれ、学長と握手をしたあと、左手に下げて用意していたHoodをかけてもらう。他の人のものを見て、やっとこHoodの使い方と完成図が理解できた。首から背中向きにかけるもので、後ろから見ると、背中にキレイな楕円形のドレープがかかっているような、そんな感じである。学位によって色が違うそうだ。私のはブルーとグレー、期せずしてジョージタウンカラーであった。

しかしこのHood、見方によっては「ペンギンのしっぽ」のようにも見える。折り返しかたを間違えずに正しくやれば「ペンギンのしっぽ」になるが、折り返しをちゃんとやらないと、シワのよった布でしかない。これで折り返し方はよく分かったが、この知識は次にいつ活用するんだろう??? もう一回大学院に行かないと活用できないなぁ。

卒業式後は立食パーティ。クラスメイトたちと記念写真を撮り、卒業を祝いあった。何人か同じプログラムの一年生がお祝いにかけつけてくれたのも、嬉しかった。写真を撮る合間に、ディプロマを受け取り、雨に濡れないようにビニールをかけて持ち帰った。

そしてその後は母と大家さんと3人で記念のお食事。今回はDCで最も気に入っていたレストランのひとつ、McPherson Sq.にある南部料理のお店、Georgia Brown'sをチョイス。母も大家さんも気に入ってくれたようでよかった。名物のFried Green Tomatoからはじめて、アントレはフルーツを豚肉で巻いてローストしたものに、バーボン風味のクリームソースがかかったものを選んだ。どれを取っても非常に美味。しかしここの面白い特徴は、前菜は少量だがメインが巨大なこと。一度もメインを半分以上食べた試しがないが、箱で持ち帰り、翌日再度食べられるのは嬉しい。

感動の卒業式はこれにて終了、続いては引越し編であるが、これはまた明日。

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