Tuesday, May 10, 2005

ふりかえる

過去にアクシデントで消えてしまった話を復活させます。

新生活準備が進むにつれ、ジョージタウンが少しずつ過去の思い出になりかけている。今日は図書館の思い出を。

図書館と言えば「ベーグル・バーガー・ゴーストバスターズ」である。は?何のこっちゃ?

私は昔から家で勉強できないタイプである。ついベッドが目に入ると、ちょっと休憩…のはずが気づけば朝。ということも珍しくない。こういう事態を避けるためにも「勉強するしかない」図書館が最適な環境である。

しかし悲しいかな、図書館のまず最初の思い出は食べ物に直結。夜型だったので朝には滅多に行かなかったが、たまに行った朝はベーグルとコーヒー。ブルーベリーベーグルを軽くトーストして、クリームチーズを塗ったものが定番だった。そして夜はというと、よく近所のWというデリからサンドイッチを買ってカバンに隠し、守衛の目を盗んで図書館に持ち込んで食べたなぁ。なかでもチーズバーガーが気に入っていた。Tomb'sのものと比べちゃ可哀想だが、Wのチーズバーガーはレタスが千切りになっていて〇。

次はゴーストバスターズであるが、これはお掃除のお兄さんのことだ。(この例で年齢がある程度から「上」と分かってしまいそうだなぁ…)夜中の12時を過ぎると、掃除部隊が最上階から順に掃除を始める。数人一組で、掃除機担当は大抵男性。その掃除機がバックパックのように、肩掛け式なのだ。本体を背負って、ブーンとやっている。すぐ見慣れたが、初めて見たときは20年ぶりくらいに?ゴーストバスターズを見たような気がして相当衝撃的だった。

彼らを見ると、私は移民のことを考えさせられた。彼らの殆どは英語が(少ししか)話せない。当然できる仕事も限定されるだろうし、稼ぎもそれほど良くないだろう。ここで夜中仕事をしている彼らは、昼は何か別の仕事を掛け持ちしていると思う。生活のため、故郷の家族に送金するため、そして子供に自分たちよりいい生活をさせるため。一生懸命に働いて得たお金で、自分の子供には自分ができなかったことー例えば大学に行ってプロフェッショナルな職に就くなどーをさせようとか、思っているのかなぁ。

お隣の家に毎週お掃除に来る女性もそうだ。私が古い服を捨てようとすると「捨てないで」と。きれいにしてお金と一緒に故郷へ送るのだそうだ。(ブラウス一枚が、給料ひと月分くらいするとか?)彼女も朝から晩まで必死で頑張ってお隣の家中をピカピカに磨き上げている。

彼らのように必死に仕事をしている人もいれば、私のように仕事もせず、ただ勉強している人もいる。年齢だって大して違わないだろうに、立場は全く異なる。私が自分で働いて貯めた金でやっていることだから、何をやっても自分の勝手だろうとも思うが、しかし有難いことには変わりない。そうか、恵まれた環境にいるんだなぁ、今のこのアサインメントは面倒で嫌だと思ったけれど、一生懸命やらなきゃいけないと思わせてくれるゴーストバスターズ氏。しかしこんなことを思ううちに、夜はどんどん更けていくのでした。

というわけで、図書館といえば「ベーグル・バーガー・ゴーストバスターズ」なのである。移民のことなんかを考えるチャンスは、アメリカに来ない限りはなかっただろう。これは氷山の一角だが、いろいろな新しい視点を持てたことは留学の大きな収穫のひとつである。

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