Monday, July 18, 2005

ニューヨーカー2ヶ月

気づけば「なんちゃってニューヨーカー」になって2ヶ月が経過。いやいや、毎日が楽しくて仕方ない。仕事にも少しずつ慣れ、ペースが作れるようになってきたからだろう。

だんだん「なじみの顔」も増えてきた。

ess-a-bagelのおじさんは日曜日に訪ねると笑顔でWelcome Back, Beauty!と声をかけてくれる。Beautyの部分はお世辞としても、顔なじみとして覚えていてくれることが嬉しい。

アパートの管理人のFはホンジュラス出身。最初は彼のスパングリッシュが全く理解できず、彼も私のジャパングリッシュが全く理解できず、単語レベルでしか会話ができなかった。しかしお互い今は普通に会話ができるようになった。慣れとはまさにこのことだ。

ランドローマット(「コインランドリー」というのは日本語英語です)のおじさんはいつもTシャツに短パンで通りをウロウロ、客に愛想良く声をかけている。そのほかの従業員は英語が話せないのか、店の奥で作業をしている。数あるランドローマットの中でも割安で、なおかつ清潔なのが、このおじさんの店のポイントである。

いつもアパートの前にたむろしている太っちょのおじさん2人組は、最初は何をしているか分からないし、いつもブラブラしているので(ごめん)不気味だと思っていた。でも人懐っこいおじさんたちで、顔を見るとHello!と必ず声をかけてくれる人たちでもあり、徐々に警戒心はゆるんでいった。今でも彼らが何をしているのかは分からないが、悪い人ではなさそうだ。彼らがドアマンになってくれりゃーいいのにな。

こうやって少しずつ自分の足跡が街に刻まれていく。私が今、確かにニューヨークに生きているという証であるし嬉しいものだ。消えるときはアッと言う間に儚く消えてしまうかもしれない。でも振り返って見える足跡に、嬉しくてついニンマリしてしまうのです。

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