Sunday, February 26, 2006

bravo! splendid!

昨日ついに念願のオペラデビューを果たした。演目はLa Forza Del Destino(運命の力)。ストーリーを知らないと、わけが分からずポカーンとしたまま終わっちゃうだろうと思い、さらっと予習をしてから出かけた。

今回はお姫さまレオノーラが、付き合いを反対されている恋人アルバーロと駆け落ち、それを追うレオノーラの兄とアルバーロが決闘、兄が敗れて刺される。が、最後に兄は妹であるレオノーラを剣で刺し、アルバーロが最期を看取る。というストーリー。

デビュー戦の感想は、想像以上にストーリー性があること。歌を聞くのがメイン、ストーリーは二の次、という感じかと思ったが、ちゃんと歌手の皆さんはactor/ actressでもあった。3幕で4時間という長丁場だったけれど、飽きずに楽しく見ることができた。

しかしオペラには、どうやら一定のストーリーがあるようだ。まず大抵が悲劇。主人公は結婚や付き合いを反対されたカップル。女性は家柄がいいが、男性はそれほどでもない。彼らは反対を押し切って逃げたり結婚したりするが、女性の男家族(父、兄、弟)がその行方をさがし、見つかったところで決闘、最後は主人公のどちらかor両方が死んでしまう。…まあ、こんな感じをベースに、各ストーリーともディテールで違う味付けをしてある、というところだろう。こう考えれば、難しそうなオペラもとっつきやすいのでは?

飽きずに見られるといえば、観客のファッションも見ていて楽しい。男性はビシッとジャケット&タイ、女性はドレス、という装いのカップルもちらほら。真冬でも背中の大きく開いたドレスや、きゃしゃなサンダルを履いた女性たちはリムジンで往復するのかな? あれじゃ氷点下の寒空の中、タクシーを待ったり歩いたりできませんからねぇ。

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