Sunday, May 07, 2006

プラド美術館展、フラワーショー

友人Kと久々にお出かけ。数年ぶりにMどり寿司へ出向いてランチを堪能したのち、いざ上野へ。


プラド美術館展。むかしスペインが力のあった頃に、パトロンが画家に描かせた絵だとか、買ってきた絵だとか、いろいろ並んでいる。


そのうち、絵の題名に「〇〇のボデゴン」とか、ただ「ボデゴン」とか、やたらと「ボデゴン」という名前をよく見るようになったことに気がついた。そこで友人Kと「ボデゴン」とは何だろう?と予想を始めた。「怪獣ボデゴン」?いやいや、まさかブースカの親戚のハズもなかろう。


Kと2人で色々予想してみたが、結局は「静物画」のことであった。(ほぼ正解!)そうね、確かに「ボデゴン」と名のつく絵って、机の上にのった果物とか、そんなものが多かった。人が動いている場面を描いたものは、ない。へぇー、へぇー。ひとつ利口になった。


しかし「ボデゴン」はほんの一部。宗教画が多数を占めていた。なかでも印象にのこったのは、ゴヤが私的に描いたという宗教画。誰かパトロンのためではなく、私的に描いた上に、最近まで個人所有だったとかで、昔からあまり人目にふれることがなかったという絵。イエス様がとてもいいお顔をしていて、丁寧に書いてあるなぁ、という感じが印象的だった。


そして同時に、都美館80周年記念で、華道家のK氏のトークショーがあるというので、聞きに行ってみた。トークショーとはいえ、実際はフラワーアレンジメントショーで、話しながら次々とお花を生けていく、というもの。わたしはお花を生けると、花瓶に対して茎が長すぎるか短すぎる(切りすぎる)か、なかなかいいバランスで生けられないものだが、彼は喋りながら茎をハサミで切って、絶妙な長さに生けていく。やっぱプロだなぁ。そのうえ、K氏はとても前向きな人。まあ一風変わった方だし、Generation的にも、いろいろ風当たりの強いこともあった(ある)だろうけれど、自分はお花が好き、とか、自分はこう思う、というものを強く持っていて、他人が何と言っても、あまりブレないのね。i don't listen to those b. s. って感じで。だから成功しているんだなと。必要に応じて、わたしもその精神を見習わなきゃね。


うーむ、美味なランチに、芸術鑑賞。旧友との再会とオシャベリ。どれをとっても最高。3年ぶりのゴールデンウイークは、素敵に締めることができてよかった。

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