Thursday, July 20, 2006

好きなもの、好きなこと

今日は思いがけず堺屋太一さんの講演会に行くチャンスを貰った。

ラッキーとばかりに出かけてみたが、オジサマに囲まれ、若僧が一匹という状態。しかし図々しい私はカエルの面に何とやら、気にも臆せずオジサマの間に着席。

堺屋さんは、いまのシニア市場拡大の現象を、戦後の経済発展と絡めた視点でお話をされたのだが、よくあるシニアマーケティングの視点とは一味違った深みが。元通産官僚として「水平分業」を提唱したり、なおかつ「団塊の世代」という言葉の生みの親でもある堺屋さんのお話はとても勉強になった。

その中で、堺屋さんが盛んにおっしゃっていたこと。それは、自分の好きなことを見つけることが大切だということ。

会社人間なお父さんたち(=「職縁社会に生きた人」)は、自分がやりたいこと、正しいと思うことより、人から誉められること、否定されないことを選んでやるうちに、自分の好きなものが何だか分からなくなっているのではないか? 

リタイアしたあとは、そんな価値観をくつがえして、自分の価値観で良いと思えることをやって、自分が満足できる人生を送ることが大事だ。ということである。

しかしこれは定年するお父さんだけに限った話ではなくて、みんなに当てはまること。・・・わたしは自分が好きなこと、いいと思えることをやっているかな。