Saturday, April 08, 2006

通勤のテクニック

怒涛のウイーク1が終了。慣れない環境で慣れないことをしていたので、けっこう長かったなぁ…。


職場や仕事に慣れるのはもちろん必要だが、意外に慣れが必要なのが通勤である。数年前には同じことをしていたはずなのに、意外に感覚を忘れている。


朝の満員電車。混んでるのでヤレヤレ一台待つか…とやっていると、計3本の電車を乗り継いで出勤する私の場合、余計にかかる所要時間が意外に大きい。職場までは1時間もかからないはずなのに、ある日は時計を見たら1時間以上もかかっていた。


分かった、じゃあとにかく来た電車に体を押し込もう…とやると、今度は体が右、腕が左とか変な体勢になり、手に持った新聞が読めない。おまけに降りる頃には、一文字も読んでいないくせに新聞は破れてシワシワという無残な姿になっている始末だ。


来た電車にもれなく乗り込み、その中で新聞を読む体勢を確保するのって、意外に技術が要るもんだ。と、そこで考えた。じゃあ、携帯で読みゃいいじゃん。これだから日本の携帯電話はいいねぇ。


…と思ったのもつかの間、ここにも落とし穴があった。私の乗る電車は、車両の両端が何とかゾーンと銘打って、携帯の電源を切らなきゃならん、というルールなのだ。先日電車の中で携帯をいじっていたら、ご年配の夫婦にイヤミを言われ続け、?と思ったところで、その何とかゾーンの存在に気づいた。朝のラッシュアワー、うしろから押されてそこにハマッた日には、まさか堂々と携帯で新聞は読めないだろう。おまけに、地下に入る前にダウンロードを完了させなきゃいかん、という制約もある。というわけで、携帯で読む案も却下。


しかしまあ毎日のことだ、通勤の達人になるまでには、それほど時間もかからないだろう。

Monday, April 03, 2006

ロングロングバケーション、終了

おっとっと、携帯やら何やら、東京生活に興奮しているうちに、ロングロングバケーションは終わっちゃった。明日から、いよいよお仕事が始まる。約4年ぶりの社会復帰。ワクワク感と不安感、両方あるけど勿論前者のほうが大きい。


前の仕事をやめてから今日までの4年間、いろいろあったなぁ。大学院出願準備と、英語系のテスト勉強に明け暮れた1年目。ワシントンDCに暮らし、大学院で勉強した2・3年目。NYで仕事に遊びに、毎日全力で駆けぬけた4年目。


大学院では最初授業について行けず呆然、また就職活動をやってみては失敗ばっかり。我ながら、末はどーなっちゃうんだろう?と心配になったこともあったなぁ。でもあきらめずに努力を続ければ、何とか道は開けるもんだ(と信じている)。


まわりには、仕事をやめてアメリカに飛んで行った、という行動そのものが実は心配だった…と言う人もいる。へぇ、そうだったんだ。多分結果オーライだから、言える話なんだろう。でも私の場合は、あまりリスクをリスクと思わなかった(!)。今より4歳若かった私は、おめでたい人だったに違いない。


でも冒険に出かけること、新しいことに挑戦すること、そういうのを通じて自分の世界が広がっていくんじゃないかな。確かにこの4年間で失ったものもあったけど、得たものもとてもプレシャス。どっちがより価値あるものか比較できないが、ひとつ言えるのは、後悔している気持ちは全然ないということ。


しかし4年間も「冒険に出かけること」が許される環境にいたのは恵まれていただろう。有難かった。とにもかくにも、明日からがんばろうっと。