Saturday, May 27, 2006

原点にもどる: what's the purpose of your life?

what's the purpose of your life? っていう質問に答えられますか?わたしは、答えられないことに気がつきました。


日本へ帰国してすぐ新しい仕事をはじめた私。仕事の忙しさに左右されて、なんだか自分で自分の生活のペースをつかめていません。あ、これって大学院の最初の最初に教科書に出てきた、ソムナンブリズム(夢遊病)だ。


「夢遊病」っていうのは、インターネットとか携帯電話とか、べんりなハイテク技術を使おうと思っても、使う人や、使う目的がしっかりしていないと、結局人間がハイテク技術にふりまわされるだけで、技術の間をただフラフラするだけになっちゃいますよ、という話。それを、その本の著者は"technology somnanbulism"と表現していたというわけ。


これを理解するのに、ずいぶん時間がかかったのは、今となってはなつかしい。


さて、それはもとい。いまの私、まさに仕事のはざまをフラ~リフラ~リ。おっとこれじゃダメダメ。わたしの人生の目標はなんだろう。


22~3歳の頃、当時のボーイフレンドと一緒に、仕事から早く引退して、ハワイに移住したいねぇ、なんていうのをよく言っていたなぁ。ボーイフレンドも同い年、若くてキラキラした夢だったなぁ。


今は何が欲しいって、独立するためのマンションが欲しい。自分のキッチンが欲しい。居間をサロン風にして、友達にフラッと来てもらって食事をしたり飲んだりするのも楽しいよなぁ。…って、これは人生のゴールでも目的でもない、単なる通過点だよね。大きな夢がないぞ、おい! 


so, Milly, tell me what the purpose of your life is.

Wednesday, May 10, 2006

にっぽんのサラリーマン

4年ぶりの社会復帰を果たしてから、約1ヶ月半。最近では残業タップリ、土日はグータラ、という典型的な「ダメサラリーマン」生活を実践している。あー、いかんいかん。


かつての職場は、毎週のように出張があって忙しくはあったけれども、夜中終電過ぎまで仕事、ってことはそれほど頻繁ではなかった。


が、しかし。。。 ポジションも上になったし、社風も違うし、状況はチェーンジ。日中は会議やら打合せやら、ほんとに色々あるのね。大きい会議って、月に一度しかないのかと思った。うん、確かに一度なんだが、「大きな月イチの会議」っていうのが、いろんな部署主催で、週に何個も出席を求められるとは、知らなかったぁぁ。


つまり、出勤後、自席に戻るのって、昼にお弁当を食べるときと、5時以降? だから、お疲れさまでしたー、と言ってオフィスを出られるのが、シンデレラ的時間になっちゃう。終電に間に合うよう走って帰る私、たとえ靴が脱げても、ちょっと待ってくれと靴を拾ってくれる王子様がいないところが、シンデレラとは違って悲しいところだが。


やぁー、にっぽんのサラリーマンって、大変なんだね。


でもそんな中でも、ささやかな楽しさを探して気持ちにゆとりを持ちたいもの。わたしの場合は、キレイな服を着たりお化粧をしたり、好きな音楽を聴いたり本を読んだり。最近のファッションのテーマはGold・Orange・Green。それにあわせたファッションとメイク、アクセサリーを楽しんでいます。そして帰り道は、iPod(今となっては貴重な第三世代?)を耳に、ダン・ブラウンのDigital Fortress(邦題はパズル・パレスっていうのね、このあいだ気づいた。)を読む日々。あまりにもexhausted...という感じだと、音楽を聴く気にも、本を読む気にもならないけど、そこまで気持ち的に疲れないように、ゆとりをキープするのが目標。

Sunday, May 07, 2006

プラド美術館展、フラワーショー

友人Kと久々にお出かけ。数年ぶりにMどり寿司へ出向いてランチを堪能したのち、いざ上野へ。


プラド美術館展。むかしスペインが力のあった頃に、パトロンが画家に描かせた絵だとか、買ってきた絵だとか、いろいろ並んでいる。


そのうち、絵の題名に「〇〇のボデゴン」とか、ただ「ボデゴン」とか、やたらと「ボデゴン」という名前をよく見るようになったことに気がついた。そこで友人Kと「ボデゴン」とは何だろう?と予想を始めた。「怪獣ボデゴン」?いやいや、まさかブースカの親戚のハズもなかろう。


Kと2人で色々予想してみたが、結局は「静物画」のことであった。(ほぼ正解!)そうね、確かに「ボデゴン」と名のつく絵って、机の上にのった果物とか、そんなものが多かった。人が動いている場面を描いたものは、ない。へぇー、へぇー。ひとつ利口になった。


しかし「ボデゴン」はほんの一部。宗教画が多数を占めていた。なかでも印象にのこったのは、ゴヤが私的に描いたという宗教画。誰かパトロンのためではなく、私的に描いた上に、最近まで個人所有だったとかで、昔からあまり人目にふれることがなかったという絵。イエス様がとてもいいお顔をしていて、丁寧に書いてあるなぁ、という感じが印象的だった。


そして同時に、都美館80周年記念で、華道家のK氏のトークショーがあるというので、聞きに行ってみた。トークショーとはいえ、実際はフラワーアレンジメントショーで、話しながら次々とお花を生けていく、というもの。わたしはお花を生けると、花瓶に対して茎が長すぎるか短すぎる(切りすぎる)か、なかなかいいバランスで生けられないものだが、彼は喋りながら茎をハサミで切って、絶妙な長さに生けていく。やっぱプロだなぁ。そのうえ、K氏はとても前向きな人。まあ一風変わった方だし、Generation的にも、いろいろ風当たりの強いこともあった(ある)だろうけれど、自分はお花が好き、とか、自分はこう思う、というものを強く持っていて、他人が何と言っても、あまりブレないのね。i don't listen to those b. s. って感じで。だから成功しているんだなと。必要に応じて、わたしもその精神を見習わなきゃね。


うーむ、美味なランチに、芸術鑑賞。旧友との再会とオシャベリ。どれをとっても最高。3年ぶりのゴールデンウイークは、素敵に締めることができてよかった。

Saturday, May 06, 2006

フィットネス&温泉

紐育時代に週2回通っていたフィットネスジム、このところ足が遠のいている。その理由は、最寄のフィットネス(2箇所)は、どちらも自宅からイマイチ遠い、ってことなのだが、今日はそのうちの1つに行ってみた。会社のベネフィットで、1050円で利用できた。


この施設はユーザーの年齢層が高いらしく(確かにオジサマ、オバサマが多かった)、非常にスタッフの面倒見がいい。今日も飛び込みで行ったのに、無料で筋トレプログラムを即席に組んでくれたほどだ。30分ほど走って、筋トレ、ストレッチ。久々に心地よい痛さを感じた。


運動も気持ちいいのだが、この施設、気持ちいいものがもう1つある。大通りをはさんだ向かい側には、温泉施設があるのだ。もちろんフィットネスとは別料金なのだが、温泉で体をリラックスさせるって気持ちいいじゃない? しかし今日は温泉体験までは至らず、温泉探索は次回のミッションとなった格好だが…あ、次の"no残業Day"に行ってみよう! 会社帰りに、Tenseな一日の締めに温泉で疲れを癒して、そのまま帰って寝るって最高に気持ちよさそうじゃないですか? あー、楽しみになってきた。

Thursday, May 04, 2006

いいもの見ちゃった

今日は弊社主催のキッズフットサル大会・東京予選のお手伝いに出かける。某団体勤務時代以来、久方ぶりに5時半起床である。


今日のトーナメントで優勝すると「東京代表」として全国大会へ。そしてその全国大会で優勝すると「日本代表」としてドイツへ行き、世界各国のチームと対戦する…という流れ。今日は小学校5・6年生の男の子16チーム、女の子4チームが集まり、東京代表のキップを争った。


そこで見た「いいもの」って…監督のお話を聞くときのストレートな眼差し、負けたときのくやし涙。なんというのかな、大人になると見せることのない、人生である一時期しか見せない表情。


勝って喜んでいる様子も微笑ましいけれど、負けたチームのキャプテンが涙をこらえて「応援ありがとうございました」、ってチームメイトと一緒にギャラリーに挨拶する姿って、もらい泣きものである。(と思ったら、同僚たちも涙していた。)


んー、こどものスポーツ大会って、純粋に楽しんだり感動したりできますね。

新しいお仕事

おっとっと、また1ヶ月間隔になっている。いやいや、この1ヶ月は激動の1ヶ月だったなぁ。新しい仕事、新しい生活。とりあえずは毎日多忙だけど、楽しめているのは嬉しい。


現在の仕事はメディアのマーケティング。と偉そうに言っているが、実はマーケティングの仕事は初めての経験。どうするべぇ?と日々手探りだが、意外にも「逆転の発想」が重要で、クリエイターのような仕事なんだ、ということが分かってきた。マーケって、理論だけじゃないわ。


新しいセグメントにアプローチするとか、新しいディストリビューションチャネルを創り出すのって、どーやったらいいの?って、正解はもちろんない。でも、HIT!というアイディアを見つけるためには、従来の常識を覆すような、型破りな発想が必要だったりする。とくに私が今たずさわっているプロジェクトは、商品とターゲットの顧客層が一見ミスマッチだから、なおさらだ。


そこを克服して、新しい顧客を開拓する方法を考え出すプロセスは、シュンペーター大先生の仰った「破壊的創造」(destructive innovation)ってやつですね。んー、珍しく大学院で教わった難しい理論を、感覚として体験できたなぁ。なんか経済学の先生が言う理論って、正直難しくてよく分からなくないですか?


でも理屈より何より大事なのは、お客さんの生の声(とくにお叱り)を聞くこと。お客さんが何に喜び、何に怒っているのかを理解しないと、いいサービスは作れないし、マーケティングの方向性も変な方向に向かってしまいます。

というわけで、マーケティングはお客さんとの接点が大事なので、顧客向けのイベントをたくさん実施している部署でもあります。明日はキッズフットサル大会の東京予選大会。わたしも運営スタッフとして大会に参加します。今年はサッカーイヤーですからねぇ。


ワールドカップはハイデジで見ましょうね、是非(!)。


ちなみにこの大会、勝ち進んでいって最後優勝したチームは「日本代表」としてドイツで開催される大会に参加、他国のナショナルチームと対戦する、という壮大なワールドトーナメントの前哨戦でもあるのです。… これって、とっても夢のある話じゃないですか??