Saturday, April 30, 2005

気もそぞろ

うわ、私としたことが。スケジュールの勘違いを2連発である。

昨日のことだ。元同僚とのメールで、ケンタッキー州はルイビルで開催される大きな競馬の祭典・ケンタッキーダービーが話題にのぼった。土曜日(つまり今日)だと思っていた私はペーパーを書きながらテレビで見るわ、と書いたところ「ケンタッキーダービーは来週の土曜日だ」という返答が。え?あ、そうなの?しかも放映チャンネルはNBCだそうだ。これを聞かなかったら、今日の夕方はESPNを必死でガチャガチャやっていただろう。

しかしこれだけではなかった。昨日は友人Tさんのバースデーパーティがあると思って、午後図書館でペーパーを仕上げようとがんばっていた。そんなときEくんからメールが。「みりさん、後ほどTさんのところでって…?僕は昨日行きましたが、スケジュール一日勘違いしてませんか?」と。嘘だ…これはショックだった。とても行きたかったTさんのバースデイパーティを逃したとは!とりあえず主役のTさんと、オーガナイザーのKさんにNo Showを謝らなきゃとメールを送信。うわ、しかし呼ばれたパーティのスケジュールまで勘違いするとは…。自分としては、相当末期的症状だ。

なぜだろう。きっと、アサインメントやら新生活で頭が一杯なのだろう。まだ風邪で頭がボーっとしているのだろうか。とにかく3回目がないように気をつけなきゃ。ペーパーの締切、卒業式のスケジュール、母の到着日。勘違いはないだろうか。再度要チェックだ。

Wednesday, April 27, 2005

Life in the US? -Priceless.

風邪をひいて昨日より調子が悪い。基本は寝ているという感じだ。そこで思うのは、自分の成長。断っておくが、横幅ではない(!)。

1つ前の冬は、何度風邪を引いたり体調を悪くしたりしただろう。数え切れないほど何度も寝込んだりして大家のMにも心配をかけた。しかも薬局に行っても、どの薬を買ったらいいのか皆目検討がつかなかったっけ。しかし、である。今年の冬シーズンは風邪も引かなければ寝込むこともなし。至って健康だった。これは大きな進歩だ。。

学業でも同じことが言える。去年の春学期は、ペーパーを出すたびにどうしていいか分からず泣きそうになっていた。いや、実際泣きながら書いたペーパーもあったなぁ。でも、今は大丈夫。何とかなっている。これも大きな進歩だ。

最近は卒業が近いからかな、アメリカに来てからの自分を振り返ることが増えた。仕事もやめてポーンと飛び出してきてよかったのだろうか。それだけ得るものはあっただろうか。

とりあえずこれだけは言える。この2年間、貴重な経験をたくさんした。それは私の人生にとって、大きな財産だ。そもそも米国で学ぶこと、ワシントンで学ぶこと、人生の中でそう簡単に経験できることじゃなかろう。MカードのCMではないが、今の生活は"priceless"だ。

目先のことに追われるとつい忘れちゃうが、今は人生の貴重な一ページを作っている時である。それを時々思い出して、苦しい中にも小さな楽しみを見つけつつ、さらにさらに、たくさんのことを学んで人間として成長したいものだ。

Tuesday, April 26, 2005

what's goin' on?

謎である。
なぜ、知らないうちに1つ前のBlogが消えたのだろう?
なぜ、知らないうちにデザインが変わったのだろう?
どちらも私は手を下していない。知らないうちに起きたことだ。どうもリセットボタンを押したごとくキレイに消えてしまった。と言っても、2つ前以前のBlogだけは何故か残っていた。逆に何故消えなかったのかが不思議だが、まあいいや。自分の作品が消されちゃ、たまったもんじゃない。「ひさびさの」で消えたのは映画の話と風邪の話だ。大した話ではないから許そう。

今日のクラスディスカッションでもBlogが話題に出た。#1 amendment(合衆国憲法修正第一条)で言論・表現の自由が保障されているから、Blogでは自由なことを書く権利がある。

たとえば著名な政治家と酒の席で出会ったとする。プライベートの席で酒が入っていたこともあり、政治家は口をすべらせてしまった。さて、自分が何かの媒体を持っていたらどうする?その話を書くか、書かないか?

新聞社の記者だった場合「書きにくい」か「書けない」可能性がある。自社の新聞に書いても、それがEditorの手で消されたり変えられたりする可能性がある。新聞社は信用第一だ。看板やブランド守る力も当然作用し、核心にせまる「スクープ!」のようなものも、なかなか書きにくいだろう。またEditorが編集するから、取材記者の生の声が届かないこともあるだろう。

反面Blogでは「書きにくい」ことはあっても、まあ「書ける」だろう。書ける書けないという話になると、それは著者個人の立場による。例えば私がここで「スクープ!」と書いたところで、話の信憑性を疑う人のほうが多いだろう。しかし著名なジャーナリストだったら?今後の取材がしにくくなったり、自分の築いた地位を守ったり、立場次第ではBlogでも「書きたいが書きにくい」ことがあろう。

新聞とBlog。全く違う媒体に見えるが「立場を守る」という意味ではどちらも同じだ。1人でも読者のある書きものは、信用あってのものだ。個人の見解は「個人の見解」とした上で書くべきだろう。結果として事実と違うことを書くことはあるかも知れないけれど、完璧な人はいないから、ある程度仕方ないと思う。そして、嘘をもっともらしく書いちゃいけませんな。表現の自由があるとはいえ、やはり風評被害があっちゃまずい。書き手も自分の文章に責任を持たなきゃいかんなと思います。

Saturday, April 23, 2005

うれしいことだ

皆が私のインターン決定を喜んでくれる。
うれしいことだ。本当に、うれしいことだ。

みんな、ありがとう! 
しかしそこで疑問に思うのが「お世辞」である。

うれしさのあまり「こんなこと言われちゃった~」と友人に話すと、たまに「それ、お世辞じゃない?」と返されることがある。私はそこで初めて「え?あれ、お世辞だったの?」と気づく。そんなに世の人はお世辞を言うんだろうか。私はよくも悪くもお世辞を言うのが苦手である。ヘンだなと思ったとき、決して満面の笑みで「うわー、ステキですねぇ」と言えるタイプではない。奇跡的に言えたとしても「…と口では言っていますが、本当は何だコリャと思ってますよ」という顔をしているはずだ。

今回も、よかったねと言ってもらった言葉は額面どおり信じている。だって本当によかったと思って、よかったと言っているのか?悪かったと思っているんじゃないか?なんていちいち疑っているより、騙された?としても、ありがとー!と素直に喜ぶほうが、私も相手も気分がいいじゃない。

大人って難しいねぇ。

明日はstud orgのHappy Hour。天気予報は「大嵐」。なぜstud orgの企画の日は殆ど必ずといっていいほど、天気が悪いのかな。ハリケーン後だったり、雪が降って延期になったり。みんなに来て欲しいと思っているが、ファイナル時期で忙しいうえに、天気も悪いようでは客足もイマイチか。まいっちゃうなぁ。

でもそんな中で来てくれる人も、きっといるだろう。
うれしいことだ。本当に、うれしいことだ。

Thursday, April 21, 2005

a new day for me

wow, wow, wow... finally i made it! 大本命B社から、なんとインターン採用との知らせが舞い込んできた。嬉しいが、信じられない。本当に、あの会社が私にポジションを?嬉しさと動揺が複雑にからみ合った不思議な気持ちで通知を見ていたが、気づいたときは既に同居人たちにこの大ニュースを発表していた。ルームメイトJと大家Mに祝福された途端、涙がポロッとひとつ。落ち込んでいたとき、自信をなくしていたとき、彼女たちは誰よりも私を励まし、支えてくれた。本当に感謝している。

しかし、インターンのはじまりは、次の競争のはじまりでもある。ここでいい結果を出さないと、次のステップに結びつけようにも、結びつけられない。やったやった、ポジションが取れたと喜んでばかりもいられない。新しい競争に備えて、また勉強をしなければならないのである。世知辛い世の中だが、仕方ない。これが自分の望んだことなのだから。

ついに目前の濃霧が少し晴れて、新しい人生のはじまりが少し見えてきた。依然として霧がたちこめているとはいえ、ちょっとでも前が見えるようになったのは進歩だ。今晩は興奮して眠れそうもない。

Wednesday, April 20, 2005

why do human beings exist on the earth?

ふとしたことから、今日は哲学じみた議論をするチャンス到来。人間は何故この世に生まれ、何のために生きているのだろう?と。さて、なぜでしょう?

私はちっとも哲学的とは言えないが、私の答えは以下のとおり。
①何故生まれてくるか?→運命というか、神様のおぼし召し。人間社会に行っておいで、と送り出されたんだと思う。
②何のために生きているか?→何らかの方法で、少しでも社会をよくするのに貢献するため。

では、社会をよくすることって何だろう?もちろんマザーテレサみたいになれば社会に大きく貢献していると思うけれど、そりゃちょっと今の環境じゃ無理。じゃ、今の環境で何ができるだろう?

私はstudent orgの代表として授業についていけないという人の話を聞いてあげるとか、新しく引っ越してきた人の生活のセットアップを手伝うとか、日本に帰る人の引越しを手伝うとか、そんなことが「貢献」だと思っている。私も最初の年は、右も左も分からなければ、授業もどうしたらいいのか途方にくれた。人間なんてみんな似たようなもんだ、自分が困ったことは他人も困るだろう。自分が手伝って欲しかったことは、人も手伝って欲しいと思うんじゃないか。ということで過去の自分を思い出して、人助けができればと思っている。勉強を教えるなんていうのはとても無理だけど、悩みくらいは聞いてあげられるだろう。それをモットーに学生組織をオーガナイズしたり、人に接しているつもりだ。

卒業まであと少し、その後この街にいるかどうか分からないが、少しでも誰かの役に立てればいいなぁ。

Tuesday, April 19, 2005

headache... what's wrong?

なぜだろう。夕方から頭痛に悩まされている。私は滅多に頭痛を起こさないので(せいぜい年に一・二回)、たまの頭痛は非常につらい。心なしか少し気分も悪い。居残ってReadingをしようと思っていたが、学校は早めに退散。帰宅して軽い夕食、そしてイブプロフェンを一錠。そして胃腸をやられないように、一緒にTUMSもガリガリやってみる。これ本当に胃薬?というような味だが、まあそうなんだろう。ちょっと粉っぽいラムネという感じ?ついでにカルシウムも取れるという点がアメリカらしい。

おそらく学校がFinalに近づいて忙しくなってきたのと、同時にインターン探しに奔走しているので、いろいろな面で疲れが溜まっているのだろう。a little too tenseという感じか。人生は一度しかないし、今のこの瞬間は一度しかない。やるときは目一杯がんばりたいけれど、同時に楽しむことも忘れないようにしなきゃ。とは言っても、Final前でアサインメントがてんこ盛り。少し本を読んでから寝ることにしよう。

Monday, April 18, 2005

散歩、もといtreking

Great Fallsエリアへ散歩に行った。初めてで様子が分からなかったというのは言い訳であるが、相当気楽に「散歩」に行くつもりで鼻歌まじりに出かけたところ、実は斜面を登ったり、木立の中をくぐり抜けたり、岩を上ったり。これは実はトレッキングコースだった。散歩どころの騒ぎではない。途中からは余裕も消え、ただ足元を見ながら歩く。…2時間くらい歩いただろうか。最後にGreat Fallsを見て戻ってきた。今日歩いた道はBilly Goat Trailという名前のトレッキングコース。岩のところどころに水色の印がついており、迷子にならない仕組みである。

このBilly Goat Trail~Great Fallsエリアは文字どおり大自然が一杯。しかし、我が家からは車で20~30分しかかからない。これがDCの好きなところだ。東京近郊で、これほど自然が一杯のところに行こうと思ったら、1時間ドライブしても見つかるかどうか分からない。それほどアウトドア系の人間ではないが、緑が多いのは何となく嬉しいもんだ。最近は就職活動にかこつけて運動不足である。それを解消するためにも、いい運動だったなぁ。次回はトレッキング仕様にして出かけたい。

"Billy Goat Trail"
milly's rating: ★★★★★

Saturday, April 16, 2005

like a railroad

えいえい、今日は二本目のBlog。今日もDVDを見ちゃった。今日のMovieはfirst daughter。大統領の一人娘Samantha(だからfirst ladyならぬ"first daughter"というわけだ)がパパとママのいるDCを離れてCAの大学へ入学する話。しかしfirst daughterだけに、パパラッチの追っかけはあるし、また四六時中SPがついているんですね。何をするにも、ごっつい男が二人ついてくるのだ。

そんな中、Jamesという名のRA(寮監?)がパパラッチやSPから彼女をかばうようになり、やがて恋に落ちるのだが、ふとしたきっかけで実はJamesもSPの一人だったことを知ってしまう。任務を逸脱した行為をしたためJamesは配置換えとなり、Samはショックを隠せない。しかし後日Jamesはまた大統領の身辺警護担当に復活し、Samと再会を果たす。が、これが適わぬ恋であることはお互いに分かっている。大統領主催の舞踏会で再会したときにダンスをするが、数曲踊ったのちに「じゃあね」と。せつなくて、思わずお互いに後を追いかけてキスをするけれど「やっぱり行かなくちゃ」とお互いに背を向けて歩いていく。胸がキュンとする可愛いラブストーリーでした。

うーん、分かるなぁ。電車の線路みたいな関係っていうんだろうか。とても好きなんだけど、それ以上の関係になれない関係。気持ちや考え方は合うから進む方向は同じ。左右バラバラにはならないけど、でもだからと言ってどこまで行っても絶対に交差もしない。んー、こういう美しい関係って、切ないよねぇ。

*First Daughter*
milly's rating:★★★★☆

just the way we are

気づけば金曜日じゃないですか、今日は。いやー、今週は忙しかった。いよいよ就職活動というかインターン活動というか、投げた仕掛けが動き出してきた。週に4日もビジネススーツを着たのは何年ぶりだろうか。でも、スーツにハイヒール、手にはブリーフケースという格好は、いつもながら背筋がピシッと伸びる感じがして気持ちがいい。

私の就職活動は、一般的なアプローチとは言えない。ポジションのないところに「飛込み営業」して自分を売るようなことを繰り返しているが、これは言ってみれば芸能人みたいなもの?もちろんこんなことをするのは生まれて初めてだ。自分を売るどころか、非営利法人に勤めていた私にとっては「営業」そのものを体験するのが初めてである。ノウハウなんか何もない。でも、失うものも何もない。けっこう追い詰められると?人間何でもできるもんだ。火事場の馬鹿力ってこういうことか。

今の私。卒業まで一ヶ月。仕事なし、収入なし、ついでに言えば住む場所のあてもなし。「3なし」とでも言うんだろうか?普通、先行き不安で気が狂いそうな状態?でも、不思議なほどに私は今を楽しんでいる。え?3なし?だから何?くらいの勢いで。

「3なし」からすると、「3あり」の人が羨ましく見える時は当然ある。地位、資産、家族とかね。でも、私には私らしいアプローチで、自分らしく行こう!というアイディアがある。あせるなあせるな、それでいいのだ。自分らしく行こうということ、ごく当たり前だけど時々忘れちゃう。だから忘れないようにするために、このBlogのタイトルをjust the way milly isにしたのだ。実は。

隣の花は赤い、というかステキでかっこよく見えるもんだけど、自分の家に咲いている「黄色い花」も大切に育てたいよね。黄色の花は、黄色でいるのが一番キレイだからさ。かつての私は一生懸命、黄色の花の上に赤いペンキを塗ろうとしていた。でも、それじゃ黄色の花はペンキで窒息して枯れちゃうよね。そんなことを学んだ、今日この頃でした。

Sunday, April 10, 2005

セキュリティ?それとも話好き?

数日後に、大本命企業のインターンのインタビューを控えている。その準備の一環として、アメリカの情報通信政策のトレンドウォッチングをしている。何か面白い情報はないかな。どんな法案が審議中なんだろうか。色々見ているうち、ビックリするような法案を見つけた。飛行中の機内での携帯電話類の利用解禁を検討しているというのだ。…え?マジで?いいの?

①万が一のとき、緊急連絡ができる(そういえば9-11のとき、墜落した飛行機の乗客が家族へ連絡したという話もあったなぁ)、②お客にとっても便利だ、というのが「連邦通信委員会」という規制当局の考え。今でも座席の後ろにくっついた電話があるが、誰も使っているのを見たことがない。…で、その電話を廃止して(やっぱり不人気・不採算なんだろう)浮いた分の周波数(通信手段と言ったらいいかな?他と混線しないように、どんな電波を飛ばすかという電波の種類。何百色もある色の中から、どの色の糸電話の糸を取るかって感じ?)をオークションにかけて、落札した業者に来年からサービスを許可するという計画らしい。
(実はここまでが去年の12月の話。キャッチアップが少々遅れています…hahaha)。

そうか、混線の心配はなさそうだ。それに、確かに緊急を知らせる手段を確保することは大事。でも隣の人が何時間もずーっと電話で話をしていたら、うるさいと思いませんか?アムトラックやグレイハウンドで隣人に携帯でワーワーやられると、こりゃかなわんというくらいウルサイ。これが飛行機でも起こると思うと…うほっ。参っちゃうね。

しかし一部のFCC委員(議決権を持っている)や乗務員組合など、反対派も少なくないようだ。今後どう議論が展開され、どう決着するか楽しみだ。

さくらを愛でている間にも…

今日は毎年恒例・さくらまつりに行ってみた。ちょうど週末に満開のときが重なって、どこもかしこも大賑わい。さくらまつりは縁日を彷彿とさせる演出で露店がたくさん。炎天下ではあったが「みそラーメン」で腹ごしらえをして、満開の桜があふれるTidal Basinへ。あまりの暑さに、上着を脱いでノースリーブで歩く。
Tidal Basinのまわりをグルリと一周したら、あっという間に数時間が経過していた。

帰宅後、鏡を見てビックリ。うわ、すごい日焼けしてる。イースターにバハマで若干日焼けしたが、その上にさらに日焼け。相当真っ黒である。まだ4月上旬なのに。どうするんだ、おい。…腕からデコルテライン対策の強力UVカットを調達しなきゃ。しかしこんな私でも、顔だけはプロテクトに成功している。これさえあればズボラさんもガングロにはなりません。

*Lancome UV Expert (SPF50, PA++)*
milly's rating: ★★★★★

Saturday, April 09, 2005

春の雨

春の雨。中華料理の「はるさめ」じゃないよ。春の日に静かに、しとしとと降りつづく雨。昨日の夕方の雨は、そんな感じだった。

雨が降ると少し気分が憂鬱になる。梅雨時には、早く夏が来ないかなと願う。でも、昨日の雨は違った。少しずつ少しずつ、潤いを補うような雨。むかし母が「春の雨が好き」と言っていたのを思い出した。そうだね、それが分かったような気がした。

このところ楽しいことに混ざって不快なできごともあったけれど、雨が上がったら何故か私の心までスッキリ。うれしくなってワイン片手にDVDの再生ボタンを押してみた。

今回は"moulin rouge"。パリのムーランルージュのトップスターと、若く文才に溢れる作詞家の恋をミュージカル仕立で描いている。二コールキッドマンがキレイに着飾ると、ため息が出るほどゴージャス。豪華絢爛な衣装を着て華やかに歌って踊って…という映画を見ると本当にストレス解消になる。私も実は着飾って歌って踊って・・・という願望があるのかぁ。

*moulin rouge*
milly's rating: ★★★☆☆

Wednesday, April 06, 2005

少子化の理由は?Milly's theory

んー。昨日のblogは長かったね。もっと短くしよう。

今日は某シンクタンクの研究者とランチをご一緒した。タイ料理を食しつつ、紀宮さまの結婚~少子化と、女性学に関する話題が続く。会話の中で彼女は「ミリー、先進国の多くの国で少子化は問題となっているけれど、日本独特の少子化の理由って何だと思う?」と私に質問した。うーん、女性の社会進出か?でも日本固有とは言えない。はて、何だろう?

しばし考えたのちに、私が答えたのは以下の2つ。

1.ベビーシッターやナニーを簡単に雇うことができない。
2.家が狭く、子供部屋が何部屋もあるような家を持てない。

勿論どちらもアメリカと比べての話だが、どうだろう。

ちなみに今日のタイレストランはDupontとは思えないほど非常に静かで、ミーティングには最適のロケーション。店内の暗さが若干気になるが、肝心の料理はおいしかった。Pat Thaiの麺が硬めなのが好きな方には、特にオススメできる。

*Sala Thai* (Dupont Circle)
milly's rating: ★★★★☆

Tuesday, April 05, 2005

blog as a form of mass media

今日の授業には、ゲストスピーカーとして某WSJ紙のコラムニストM氏が来た。彼はblogについて、新しいメディアの媒体と表現した。blogは立派なメディアだという。確かに、最近は新聞のウェブサイトに行っても、会費を払ったメンバーしか閲覧できない新聞が増えてきた。じゃあ代わりに何を読むか?無料で簡単にオンラインで読めるものといえば?有名ジャーナリストのBlogというのも、ひとつの選択肢だろう。

blogの社会的影響力はうなぎのぼり(英語だとskyrocketing:日本語とは大違いだ!)である。先日CNNのトップがblogが原因で辞任したというニュースもあったっけ。ある会議の席上での彼の発言をめぐり、それに反発する人が他のbloggerと手を組み、blogで彼を批判・追及したところ、最終的に彼は辞任に追い込まれたというのだ。

スピーカーはここで、一つ気をつけなければならない点があると警告した。新聞にはエディターという、コラムニストが私見を交えて書いた記事を客観的に判断して編集する人間がいて、複数の目が確認したものが出版される。しかしblogはサイトのオーナーがコラムニスト兼エディターである。blogに書かれた内容が、どれだけ客観的で信憑性があるものなのか。それは読者自身が判断しなければならないというのだ。

なるほど。blogはマスメディアで、我々はコラムニストなのか。考えもしなかったが、確かにそうだ。思ったことをツラツラと書くのもいいけれど、自分の書いたものには責任を持たないとね。blogger一年生には非常に勉強になりました。

Monday, April 04, 2005

i'm stuck!

木曜日に提出のペーパーのアウトラインを作るのに苦戦している。テーマは"cable and satellite industries"。アメリカのケーブルテレビと衛星放送の発展の経緯と、それに経済学のセオリーがどう当てはまるか、10ページにまとめろ、という課題。

規模の経済、ネットワーク効果etc...経済学のセオリーの部分はいいのだが、産業の発展の経緯をchronologicalにまとめる部分が、問題。その気になったら本が一冊書けるくらいのテーマを、数ページにfit inさせなきゃいかんのだよ。90年代に入り、Deregulateされたあたりからあとについて書こうか。

しかしアウトラインにこんなに手間取るってことは、自分がトピックをよく分かっていない証拠とも言う。4階でケーブルの隆盛について書かれた本を発見。早速借りてきた。

実は本を片手に、さっきからお茶ばかり飲んでいる。スーパーで買えるお手軽系で、私の大好きなブランドはTwiningsの"Lady Grey"。オレンジとレモンのピールで香りづけしてあるこの紅茶、ふっと薫るシトラスの香りが、とても爽やか。

…紅茶はいいから、早くペーパー書けって? おっしゃるとおりです。

*Lady Grey by Twinings*
milly's rating: ★★★★★、おまけに★

Sunday, April 03, 2005

daylight saving time

朝起きたら、何か時計がおかしい。ベッドサイドの時計は7時30分、PCの時計は8時30分。???何か変。と思ったところで気がついた。そうか、今日か らサマータイムの始まりなんだ。私はこのサマータイムが大好き。これがあるから、夏は夜8時ごろまで明るい。仕事や学校が終わったあとも、しばらく明るい のは気分的に嬉しいものだ。

昨日からの雨は上がったが、今日は風が吹き荒れる一日になりそう。でも学校の図書館に行ってくることにしよう。アサインメントは相変わらずてんこ盛りである。

*Daylight Saving Time*
milly's rating: ★★★★★

アメリカ人の笑いのツボ?

久々に時間のあるフライデーナイト。オンラインで借りていたDVD"Napoleon Dynamite"を観ることにした。聞いたこともない映画だったが、私の日本語のクラスの学生たちが揃って「面白い!」と思い出し笑いをしながら絶賛し ていたので、そんなに面白いなら、じゃあ私も見てみようということで、借りてみたものだ。

…始まって10分くらいしたところで、これはナ ンセンスな映画だと気づく。ナポレオンダイナマイトという名前の(本当か?)風貌も行動もイマイチ冴えない 男の子のハイスクール生活を描いたコメディである。この冴えなくてドンくさい感じが、笑えるんだろうか?でも冴えないながらもナポレオン君、最後はガール フレンドをめでたくゲット。実はなかなかやり手?力の抜け具合がいいのかもね。

アメリカのナンセンスな笑いのツボを知るには、いい映画かも。

*Napoleon Dynamite*
milly's rating: ★★☆☆☆